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「中国製」ぬぐえぬ不安、管理強化求める声も(読売新聞)

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者が逮捕されたことで、事件の被害者や関係者らは「ようやく解決した」と安堵(あんど)した。

 中国からの輸入食品は今や日本の食卓に欠かせない存在で、各地のスーパーでは、買い物客から「ぜひチェックを徹底して」と、切実な声も上がった。

 ◆消費者

 東京・江東区の大型スーパーに買い物に来た同区内の主婦(33)は「ひと安心した」としながらも、「内部の人の犯行と聞いて驚いた。危険な薬品をどうして簡単に工場に持ち込めるのか」と不安な表情。「3人の子どもたちにはできるだけ国産のものを食べさせたいが、冷凍食品などは中国製のものも多い。主婦としては安い冷凍食品は魅力なので、買わないわけにはいかない」と、戸惑いを隠せない様子だ。

 港区のスーパーを訪れた主婦(38)も、「容疑者が捕まったからといって安心して食べる気にならない」と話し、江東区の繁華街にあるスーパーでは、同区内の自営業八代克夫さん(64)が、「店を信頼して商品を買うしかないので、管理をしっかりしてほしい」と訴えた。

 ◆被害者

 「逮捕されて良かった」。千葉市稲毛区で2007年12月、娘とともに天洋食品製の冷凍ギョーザを食べて中毒症状を起こした主婦の家族は「家族の中では終わった話。(関係先から)謝罪を受けているので」と言葉少なだった。

 兵庫県高砂市の一家3人が中毒になった事件で、治療にあたった高砂市民病院の来田和久医師(41)も事件の新展開を歓迎しながらも「(毒物混入で)人命が危険にさらされるようなことは、二度とあってほしくない」と語った。

 ◆業者

 千葉県内の2家族が食べたギョーザを卸していた「日本生活協同組合連合会」(日生協、東京都渋谷区)。事件後、食品安全管理担当部門の職員を増やした上で、中国製も含め約6200品目あった生協ブランドの商品数を約4000品目に減らした。広報担当者は「今後も管理強化を進めていきたい」と話した。

 事件発覚後、問題の中国製ギョーザを店頭から撤去するなど対応に追われたイトーヨーカ堂。広報担当者は「逮捕により、原因究明が大きく前進することを歓迎したい。より安心して中国産食品を顧客に提供できる」と話した。

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